節目・節句について
お宮参り
- お祝いの意味
- 子供が生まれて初めて神社(産土神=うぶがみ)に参拝し、数珠をいただき、子供の長寿と健康を祈る行事です。
- お祝いの時期
- 男児は、31日目、女児は32日目に行うのが通例となっていますが、地方によって様々です。生後1ケ月程すれば赤ちゃんの体調も安定し、産婦も回復するので母子共に安定する時期と考えるのでしょう。あまり日数に深くこだわらず、あくまでも赤ちゃんの体調を優先し、天候が穏やかで赤ちゃんのご機嫌な日、時間を選び、ご両家のご家族が揃う日を合わせ考え決められるとよいでしょう。
- ワンポイントアドバイス
- お参りをする神社には事前に電話予約を入れておくことをお勧めします。神社の社務所に申し込みをし、お払い、祭詞奏上をやっていただきます。
☆撮影メニューはこちら>> 写真の松屋:お宮参り・百日の記念写真コース
百ケ日・お食い初め
- お祝いの意味
- 「お食い初め」とは、赤ちゃんに生まれてはじめてご飯を食べさせる儀式であり、その子が一生食べ物に困らないようにという願いを込めた内祝いです。
- お祝いの時期
- 地方によって様々ですが、離乳食を始める時期にあたる生後100日目に行われることが多いようです。
- お祝いのしかた
- 赤ちゃんのために食膳を整え、実際に食べさせるまねをして祝います。歯が生えるまでに成長したことを喜び神棚や祖先の霊にその旨を報告し、礼拝をし、子供の健やかな成長を願います。この日のために膳、椀、箸を新調します。祝い膳は、一汁三菜を基本として、御頭つきの鯛、煮物、赤飯、香の物、汁の五つの器となります。特に香の物の器には「歯固めの石」と「梅干し」を盛りつけます。
- ワンポイントアドバイス
- お食い初めのお祝いでご両家が揃いなった記念に、百ケ日でもお写真を撮影される方も多いようです。
☆撮影メニューはこちら>> 写真の松屋:お宮参り・百日の記念写真コース
初節句
- お祝いの意味
- 誕生後初めての節句のお祝いを『初節句』と言います。初節句は、子供の成長を祝福し将来の幸せを祈る祝いです。
- お祝いの時期
- 男児は五月五日の端午の節句、女児は三月三日の雛祭りに祝います。節句が生後1~2ケ月前の場合は翌年に行うのが通例のようですが、これを『節句始め』とも言います。
- 【桃の節句】のお祝い
- 「桃の節句」には雛人形を飾り、雛壇にひなあられ、ひし餅、白酒、桃の花、菜の花などを飾ります。そのほか桃の節句につきものに”はまぐり”があります。これは二つに分けてしまっても自分の蓋でないものとは絶対に合わないところから、女性の貞節の象徴とされます。
- 【端午の節句】のお祝い
- 「端午の節句」には武者人形、よろい兜を飾り、幟や鯉幟をあげ、柏餅、粽などを用意します。地方によっては菖蒲を軒にふいたり菖蒲湯を沸かしたりします。菖蒲は尚武(武事、軍事を重んじる)に通じ、又、皮膚病を予防し、邪気をはらうという習わしがあったようです。
- 豆知識
- 節句は本来『節供』です。「節」は1年のうちの特定の日のことであり「供」とは供する食べ物のことです。従って「節供」とは、1年のうちの特定の日に神と人が食を供にすることで年間に五節句があり、この五節句の中から初節句の場合は女子が『桃の節句』となり、男子が『端午の節句』となりました。
七五三
- お祝いの由来
- 古くは「髪置き」「袴着」「帯解き」の祝いと言われました。
- 髪置き
- 三歳の男女児の祝いでもう赤ん坊ではないという意味から、今まで剃っていた髪をこの日から伸ばし始める儀式です。
- 袴着(男児)・帯解き(女児)
- 五歳の男児の祝いで、初めて袴を着る儀式。帯解きは、七歳の女児の祝いで、着物の付け紐を取り去り帯に替える儀式です。現在ではその年齢にあたる子供に晴れ着を着せて、11月15日に神社へ参拝し、子供の成長と健康、厄除けを祈り、お祓いを受ける儀式となりました。
- 豆知識
- 本来は数え年で祝いますが、最近では満年齢で祝う割合が高くなり、参拝の日取りも11月15日にこだわらずその前後のご家族・ご親族の都合の良い日に行われているようです。
七五三の儀式
- 七歳のお祝い「帯解(おびとき)の儀」:女児
- 鎌倉時代、子供の着物にひもをつけて着付けていましたが、このひもをとって帯を結ぶ儀式が始まりました。帯解の儀」となったのは室町時代からで、当初、男女ともに9歳で行われていたものが、江戸末期からは男子は5歳、女子は7歳となり、日取りも11月15日と定められました。父親が息子の帯を締め、母親が娘の帯をかつぎ締めました。また、女子はこのとき初めて被衣をかぶる儀式もしました。
- 三歳、五歳のお祝い「袴着(ちゃっこ)の儀」:男児
- 平安時代、男児女児ともに3~4歳から6~7歳のときに、初めて袴をつける儀式を行いました。これも碁盤の上に子供を立たせ、腰結いの役の人が袴をつけました。この頃は吉日を選び行っておりましたが、室町時代に11月15日と定められ、江戸時代以降は、男子のみの風習となりました。現代でも宮中では古式にのっとった「着袴の儀」が行われています。
- 三歳のお祝い「髪置(かみおき)の儀」:女児
- 平安時代は、男女ともに生まれて7日目に産毛を剃り、3歳まで坊主頭で、3歳の春から髪をのばし始めました。碁盤の上に子供をのせ、髪置親をたて、白いすが糸で作ったかずらをかぶせて「髪置の儀」を行い、その後、最初はおかっぱに、前髪がのびてくると振り分けに、女子はやがて振り分けの「おすべらかし」となり、以後は、夫に先立たれる事でも無ければ、生涯髪を切りませんでした。室町時代に入ってからは、かなり複雑になり、日取りも11月15日に定められ、対象年齢も公家は2歳、武家は3歳と決められました。
- 現在の七五三のお祝い
- 「七・五・三」の起源は上記の様なもので、現在11月15日を中心に、全国の社寺でお参りが行われていますが、江戸時代の風習にちなみ、3歳の男子と女子、5歳の男子、7歳の女子がお参りをしています。
- ワンポイントアドバイス
- 七五三の祝い方は、両親、祖父母、家族など、ごく親しい身内によるお祝いとなりますので、内輪で祝うのが本来でしょう。参拝する神社は、もとは氏神様でしたが、現在では由緒ある神社や近所の神社を選ぶのが通例となっています。お参りをする神社には事前に電話予約を入れておくとよいでしょう。特に10月下旬から11月15日の七五三の時期は込み合う可能性もあります。神社の社務所に申し込みをし、お払い、祭詞奏上をやってもらいます。七五三のお祝いでご両家が揃いなった記念に、大切な思い出作りとしてご家族写真の撮影もお薦めします。
七五三の起源
地方によっては七五三の歳に祝うとは限りません。七五三の数で行うのは中国大陸の古い思想から来ているようです。陰陽説の中で奇数を陽数(三・五・七・九)つまりめでたい数とする思想(例:3月3日は雛祭りの節句、5月5日は端午の節句、7月7日は七夕、9月9日は菊の節句)があり、それに基づいていつしか七五三に定着したようです。
☆撮影メニューはこちら>> 写真の松屋:七五三 記念写真コース
成人
- お祝いの意味
- 現在の「成人の日」とは国民の祝日に関する法律のなかに、大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ますとあります。
- ワンポイントアドバイス
- 一生に一度しかない日の”二十歳の晴れ姿”は、ぜひ写真に残したいものです。お一人で写られた成人の写真に、成人式を迎えた喜びのメッセージや育てていただいたお礼、並びに今後の抱負などをカードに書いて贈るのもよいでしょう。また、両親・ご家族と揃って写真に写られる方も最近増えてきました。
☆撮影メニューはこちら>> 写真の松屋:成人式 記念写真コース
賀寿・長寿祝い
長寿祝いのいろいろ
紀元前千年以上も前に、中国で方位・年・月・日・時刻を示す為に“干支”を配して作られた暦に基づくもので、十干十二支で言い表されたこの暦が、60年で一巡りして最初に戻ることで還暦と言うようです。
干支の風習
“干支”とは十干十二支(じっかんじゅうにし)のことで“十干”とは甲子(きのえね)、庚寅(かのえとら)の“甲”や“庚”の部分で、十二支は“子”や“寅”のことです。61年目には生まれた年の干支に戻るため、赤子に戻ると言う意味があるようです。これらの風習は室町時代に始まり江戸時代に一般的なしきたりになったものといわれています。
長寿祝いは何歳から?
賀寿の始まりは数え61歳(満60歳)の還暦です。それぞれ数え年で節目に長寿を祝います。しかし今日では満60歳は未だ現役。社会の第一線で活躍してらっしゃるのが普通ですのでしきたり通りに祝うのは年寄り扱いすることになり、嫌がられる場合も多いでしょう。あまり形式ばらずに本人の体調など考慮し、できるだけ沢山の方が集まり、祝い喜べる日を選ぶのがよいでしょう。
還暦 (数えの61歳)- 生まれた年の干支に「還る」ところからこの名称があります。還暦のお祝いには、赤いちゃんちゃんこ、帽子、座布団、赤い帽子、等、赤子にならった贈り物をします。又赤い色は魔除けにもつながるそうです。
古稀 (数えの70歳)- 唐の詩人杜甫が「人生七十古希稀なリ」と詠んだことからこの名称があります。
喜寿 (数えの77歳)- 喜の字を草書で書くと七十七と読めることからこの名称があります。
傘寿 (数えの80歳)- 傘の略字が八十と読めることからこの名称があります。
米寿 (数えの88歳)- 米の字を分解すると八十八と読めるとこからこの名称があります。
卒寿 (数えの90歳)- 卒の略字(卆)が九十と読めることからこの名称があります。
白寿 (数えの99歳)- 百の字から一を取ると白の字となることからこの名称があります。
紀寿 (数えの100歳)- 100年、一世紀からこの名称があります。また、素直に百寿とも言うようです。
百歳以上の賀寿の呼び方は次のようなものがあるようです。
大斎・百賀・茶寿・皇寿(100歳)・珍寿
○節目・節句について
お宮参り
子供が生まれて初めて神社(産土神=うぶがみ)に参拝し、数珠をいただき、子供の長寿と健康を祈る行事です。男児は、31日目、女児は32日目に行うのが通例となっていますが、地方によって様々です。生後1ケ月程すれば赤ちゃんの体調も安定し、産婦も回復するので母子共に安定する時期と考えるのでしょう。あまり日数に深くこだわらず、あくまでも赤ちゃんの体調を優先し、天候が穏やかで赤ちゃんのご機嫌な日、時間を選び、ご両家のご家族が揃う日を合わせ考え決められるとよいでしょう。お参りをする神社には事前に電話予約を入れておくことをお勧めします。神社の社務所に申し込みをし、お払い、祭詞奏上をやってもらいます。
百ケ日・お食い初め
「お食い初め」とは、赤ちゃんに生まれてはじめてご飯を食べさせる儀式であり、その子が一生食べ物に困らないようにという願いを込めた内祝いです。お祝いする時期は地方によって様々ですが、丁度離乳食を始める時期にあたる生後100日目に行われることが多いようです。赤ちゃんのために食膳を整え、実際に食べさせるまねをして祝います。歯が生えるまでに成長したことを喜び神棚や祖先の霊にその旨を報告し、礼拝をし、子供の健やかな成長を願う儀式です。この日のために膳、椀、箸を新調します。祝い膳は、一汁三菜を基本として、御頭つきの鯛、煮物、赤飯、香の物、汁の五つの器となります。特に香の物の器には「歯固めの石」と「梅干し」を盛りつけます。お食い初めのお祝いでご両家が揃いなった記念に百ケ日でもお写真を撮影される方も多いです。
初節句
誕生後初めての節句のお祝いを『初節句』と言います。初節句は、子供の成長を祝福し将来の幸せを祈る祝いです。男児は五月五日の端午の節句、女児は三月三日の雛祭りに祝います。節句が生後1~2ケ月前の場合は翌年に行うのが通例のようですが、これを『節句始め』とも言います。「桃の節句」には雛人形を飾り、雛壇にひなあられ、ひし餅、白酒、桃の花、菜の花などを飾ります。又、桃の節句につきものに”はまぐり”があります。これは二つに分けてしまっても自分の蓋でないものとは絶対に合わないところから、女性の貞節の象徴とされたのです。「端午の節句」には武者人形、よろい兜を飾り、幟や鯉幟をあげ、柏餅、粽などを用意します。又、地方によっては菖蒲を軒にふいたり菖蒲湯を沸かしたりします。菖蒲は尚武(武事、軍事を重んじる)に通じ、又、皮膚病を予防し、邪気をはらうという習わしがあったようです。節句は本来『節供』です。「節」は1年のうちの特定の日のことであり「供」とは供する食べ物のことです。従って「節供」とは、1年のうちの特定の日に神と人が食を供にすることで年間に五節句があり、この五節句の中から初節句の場合は女子が『桃の節句』となり、男子が『端午の節句』となったのです。
七五三
七五三の祝いを、古くは「髪置き」「袴着」「帯解き」の祝いと言っていました。髪置きは、三歳の男女児の祝いでもう赤ん坊ではないという意味から、今まで剃っていた髪をこの日から伸ばし始める儀式です。袴着は五歳の男児の祝いで、初めて袴を着る儀式。帯解きは、七歳の女児の祝いで、着物の付け紐を取り去り帯に替える儀式です。現在ではその年齢にあたる子供に晴れ着を着せて、11月15日に神社へ参拝し、子供の成長と健康、厄除けを祈り、お祓いを受ける儀式となりました。なお、本来は数え年で祝いますが、最近では満年齢で祝う割合が高くなり、参拝の日取りも11月15日にこだわらずその前後のご家族・ご親族の都合の良い日に行われているようです。
七歳のお祝い「帯解(おびとき)の儀」:女児
鎌倉時代、子供の着物にひもをつけて着付けていましたが、このひもをとって帯を結ぶ儀式が始まりました。しかし「帯解の儀」となったのは室町時代からで、当初、男女共に9歳で行われていたものが、江戸末期から、男子は5歳に、女子は7歳となり、日取りも11月15日と定められました。父親が息子の帯を締め、母親が娘の帯をかつぎ締めました。また、女子はこのとき初めて被衣をかぶる儀式もしました。
三歳、五歳のお祝い「袴着(ちゃっこ)の儀」:男児
平安時代、男児女児ともに3~4歳から6~7歳のときに、初めて袴をつける儀式を行いました。これも碁盤の上に子供を立たせ、腰結いの役の人が袴をつけました。この頃は吉日を選び行っておりましたが、室町時代に11月15日と定められ、江戸時代以降は、男子のみの風習となりました。現代でも宮中では古式にのっとった「着袴の儀」が行われています。
三歳のお祝い「髪置(かみおき)の儀」:女児
平安時代は、男女ともに生まれて7日目に産毛を剃り、3歳まで坊主頭で、3歳の春から髪をのばし始めました。碁盤の上に子供をのせ、髪置親をたて、白いすが糸で作ったかずらをかぶせて「髪置の儀」を行い、その後、最初はおかっぱに、前髪がのびてくると振り分けに、女子はやがて振り分けの「おすべらかし」となり、以後は、夫に先立たれる事でも無ければ、生涯髪を切りませんでした。室町時代に入ってからは、かなり複雑になり、日取りも11月15日に定められ、対象年齢も公家は2歳、武家は3歳と決められました。
現在の七五三のお祝い
「七・五・三」の起源は上記の様なもので、現在11月15日を中心に、全国の社寺でお参りが行われていますが、江戸時代の風習にちなみ、3歳の男子と女子、5歳の男子、7歳の女子がお参りをしています。
なぜ七五三?
地方によっては七五三の歳に祝うとは限りません。七五三の数で行うのは中国大陸の古い思想から来ているようです。陰陽説の中で奇数を陽数(三・五・七・九)つまりめでたい数とする思想(例:3月3日は雛祭りの節句、5月5日は端午の節句、7月7日は七夕、9月9日は菊の節句)があり、それに基づいていつしか七五三に定着したようです。
七五三の祝い方
七五三の祝い方は、両親、祖父母、家族など、ごく親しい身内によるお祝いとなりますので、内輪で祝うのが本来でしょう。参拝する神社は、もとは氏神様でしたが、現在では由緒ある神社や近所の神社を選ぶのが通例となっています。お参りをする神社には事前に電話予約を入れておくとよいでしょう。特に10月下旬から11月15日の七五三の時期は込み合う可能性もあります。神社の社務所に申し込みをし、お払い、祭詞奏上をやってもらいます。七五三のお祝いでご両家が揃いなった記念に、大切な思い出作りとしてご家族写真の撮影もお薦めします。
成人
現在の「成人の日」とは国民の祝日に関する法律のなかに、大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ますとあります。一生に一度しかない日の”二十歳の晴れ姿”は、ぜひ写真に残したいものです。お一人で写られた成人の写真に、成人式を迎えた喜びのメッセージや育てていただいたお礼、並びに今後の抱負などをカードに書いて贈るのもよいでしょう。また、両親・ご家族と揃って写真に写られる方も最近増えてきました。
賀寿・長寿祝いお宮参り
紀元前千年以上も前に、中国で方位・年・月・日・時刻を示す為に“干支”を配して作られた暦に基づくもので、十干十二支で言い表されたこの暦が、60年で一巡りして最初に戻ることで還暦と言うようです。“干支とは十干十二支(じっかんじゅうにし)のことで“十干”とは甲子(きのえね)、庚寅(かのえとら)の“甲”や“庚”の部分で、十二支は“子”や“寅”のことです。61年目には生まれた年の干支に戻るため、赤子に戻ると言う意味があるようです。これらの風習は室町時代に始まり江戸時代に一般的なしきたりになったものといわれています。賀寿の始まりは数え61歳(満60歳)の還暦です。それぞれ数え年で節目に長寿を祝います。しかし今日では満60歳は未だ現役。社会の第一線で活躍してらっしゃるのが普通ですのでしきたり通りに祝うのは年寄り扱いすることになり、嫌がられる場合も多いでしょう。あまり形式ばらずに本人の体調など考慮し、できるだけ沢山の方が集まり、祝い喜べる日を選ぶのがよいでしょう。
還暦 (数えの61歳)
生まれた年の干支に「還る」ところからこの名称があります。還暦のお祝いには、赤いちゃんちゃんこ、帽子、座布団、赤い帽子、等、赤子にならった贈り物をします。又赤い色は魔除けにもつながるそうです。
古稀 (数えの70歳)
唐の詩人杜甫が「人生七十古希稀なリ」と詠んだことからこの名称があります。
喜寿 (数えの77歳)
喜の字を草書で書くと七十七と読めることからこの名称があります。
傘寿 (数えの80歳)
傘の略字が八十と読めることからこの名称があります。
米寿 (数えの88歳)
米の字を分解すると八十八と読めるとこからこの名称があります。
卒寿 (数えの90歳)
卒の略字(卆)が九十と読めることからこの名称があります。
白寿 (数えの99歳)
百の字から一を取ると白の字となることからこの名称があります。
紀寿 (数えの100歳)
100年、一世紀からこの名称があります。また、素直に百寿とも言うようです。
百歳以上の賀寿の呼び方は次のようなものがあるようです。大斎・百賀・茶寿・皇寿(100歳)・珍寿
○婚礼について
結婚式までに覚えておきたい、婚礼衣装や結婚式にまつわる習わしなどをまとめました。衣装選びや着付けの打ち合わせがスムーズに進むように、ぜひチェックしてください。
白無垢・色内掛
白無垢には「どんな色にも染まります」という意味があり、内掛から掛下などすべてを白で統一します。それに対し、白以外のものを色内掛といいます。両方とも最高位の装いになります。
角隠しと綿帽子
「角隠し」は「角を隠して従順に従う」、「綿帽子」は上流武家の女性が外出する時、他人に顔を見られないよう、また防寒として被った「被木」という着物の形をしたものが原型と言われています。
本来は実用的なものが徐々に形式化し、やがて礼装の形になっていきました。江戸時代の初め頃、綿帽子は布海苔で固められて形作られたものでしたが、やがて平絹や縮緬で仕立てたものに変化していきます。
結婚式では、敬虔さや最礼装としての形を表すため、挙式の間、綿帽子や角隠しをつけ、披露宴では外すのが一般的です。
新婦のドレスに関する用語
- オーガンジー
- 薄地で軽く、透けて見える素材。袖や胸元のシースルーデザインによく使われていて、光沢と張りがあるのが特徴。
- ビスチェ
- 大胆に肩や胸元のラインを見せたドレス。小顔で痩せている人は少しさみしい感じになることもあります。
- ワンショルダー
- 片方の肩だけを出したドレス。
- 2Wayドレス
- 取り外しのできる袖やスカート、ケープなどを使ったドレス。1着で2通りの着こなしができ、短時間でイメージチェンジができてお得。
- チュール
- 六角形の絹目模様が特徴。帽子やベール、ドレスの装飾によく使われます。
- ノースリーブ
- 腕や肩ラインの美しさを強調したドレス。なで肩の人は、ストラップずれに要注意!!カジュアルな披露宴にはピッタリ!
新郎の衣裳に関する用語
- モーニングコート
- 昼の正礼装。後が長いのが特徴。シャツはウィングカラーかレギュラーカラーで白が原則。
- タキシード
- 夜の準礼服。上着丈の短いものを「スペンサータキシード」といい、フォーマルウェアとして人気。
- ディレクターズスーツ
- 昼の準礼装。黒の上着、黒とグレーの絹のズボン、シルバーグレーのネクタイを合わせる。
- テールコート
- 18時以降(夜)の正礼装。前身頃が短く、後身頃が長いのが特徴。白の蝶ネクタイを合わせる。
ブライダルエステについて
結婚式で和装をまとい鬘を付けるには、襟足を剃刀で整えなければなりません。剃刀を使用するので理容室(床屋さん)でしか行えません(免許をお持ちの美容院であれば可能です)。
襟足だけでなく背中の産毛も剃ると、着物を着たときにいっそう綺麗に見えます。剃刀でていねいに顔剃りとフェイシャルエステをすることで、お化粧の「のり」が良くなります。
背中の中程まで剃ることになるので、エステに行かれる際の服装はセーターやハイネックではないほうがよいでしょう。前開きのシャツが無難です。
ブライダルエステは、一般的に式当日から3日~2週間ほど前に行います。肌の弱い方は剃刀負けすることがあるので、早めの施術をお勧めします。顔剃りを行った日は、石鹸や化粧品などの刺激のあるものの使用は控えたほうがよいでしょう。
フェイシャルエステの内容はエステサロンによっても異なりますが、一般的に次のようなものです。
①蒸しタオル・・・・・毛穴を開き老廃物を出す準備をします。
②フェイスマッサージ・・・マッサージで皮膚の温度を上げ、血液やリンパの流れを良くし、末端の毛細血管まで栄養を運び老廃物を出しますので、皮膚の状態を回復させていきます。
③パック・・・・・・・・パックで発汗を促し、余分な皮脂や古い角質等をパック剤に含めて排除しますので、肌のくすみがなくなります。
ブーケ
昔、ヨーロッパのある国で若いカップルが結婚式を挙げるため教会へ行く途中、野原で、彼が「本当に結婚してくれるんだね?」と小さな花束を作り彼女に渡しました。彼女は花束を手に「YES」と返事をし、その中の一輪を彼の胸へ飾りました。これがブーケとブートニアの由来です。
ブーケの持ち方
ブーケは、軽く肘を伸ばし、おへその辺りを意識して持つようにしましょう。ブーケを渡されたら鏡の前で持つ位置をチェックしましょう。そして、笑顔を忘れずに!
ブーケトス
挙式が終わりライスシャワーで祝福を受けたら、幸せのお返しとして教会の前で後ろ向にブーケを投げます。投げられたブーケを受けとった人が幸せになると伝えられています。
ブーケプルズ
ブーケに数本のリボンをつけ、ゲストに引っ張ってもらいます。その中の1本だけがブーケに繋がっていて当たりとなり、幸運のお裾分けとなります。
ブーケの注意点
生花で作るブーケはとてもデリケート。プロのお花屋さんなら、1日しっかり持つブーケを作ってくれます。ブーケ、ブーケトニア、髪飾りはお揃いでお花屋さんに作ってもらいましょう。ヘアとドレスの色がブーケと逢うように、美容師の先生にまとめてお願いされる方もいらっしゃいます。
ブーケトスをするのであれば、投げたら空中分解なんてことがないように!、作っていただくときにそのことを必ず伝えておきましょう。
ブーケの大きさや形は、ドレスの形やお嫁さんの背丈に合わることも忘れずに!
☆撮影メニューはこちら>> 写真の松屋:婚礼・ブライダル写真コース
○和装、着付けの豆知識、着物について
七五三、成人式、結婚式など重要な節目の行事には和服を着ることが多いものです。着付けのときや撮影前の移動で覚えておきたいことがらをまとめました。せっかくの装いを撮影前に乱してしまわないように、ぜひ覚えておいてください。
着付け前に
お化粧は着付けの前に。口紅は着付けの後で。ごくまれに着付けの時に襟に口紅をつけてしまうことがあります。
足袋と草履
足袋は靴のサイズと同じサイズのものを求め、いちど洗濯してから履くと足にぴったりと合います。草履は買ったときに前の鼻緒をゆるめておいてもらいましょう。
美しい歩き方
背筋と首筋をピンと伸ばして、顎を引き、片足を半歩前に出し、つま先を内側に向けて立つことが立居振舞の基本です。このままの状態で足を前に運び歩きます。内股気味に歩くとを心がけましょう。
車の乗降
左のドアの場合は、左腕に左右の袂をかけて左手で端を持ち、右手は上前を引き上げ、頭をぶつけないように注意しながら腰をシートに浅く落として腰を回転すればスマートに乗れます。降りる時は逆の感じで。両足を揃えておくと綺麗に見えます。雨の日は車のボディーを着物で拭いてしまう恐れがあるので、乗降は晴れた日よりもさらに注意してください。
乗車中は
帯をつぶさないように浅めに腰掛けます。
階段の昇降
階段は、袂や裾を草履で踏まないように気をつけましょう。昇りは、右手で裾の上前の端を少し持ち上げます。降りる時は体を少し右向きに、つま先から斜めに足を運ぶとうまく降りることができます。
○写真の保管について、だいじな写真をきれいに保存するために
せっかくの記念写真を長くきれいに保存するため、ちょっとしたコツを覚えておきましょう。湿気や熱、日光による紫外線などは写真を痛める原因となります。「写真の松屋」では指紋や唾液から写真を守るラミネート加工、傷んでしまった写真の補修なども承っています。
たいせつな記念写真、いつまでも美しく
湿気
押入れの中、段ボール箱の中などは湿気を含みやすく、乾燥しにくいため、写真の保存には不向きです。
×ビニール袋、金属缶など密封容器は中の湿気が抜けにくいので要意。
×温度差の激しい場所は結露により湿気が増大します。
○適度な乾燥状態(湿度40%程度)での保存がお勧めです。
唾液
唾液は変色とカビの原因になります。
→写真の松屋では保護のためラミネート加工を施しています。
熱
高温になる(熱のこもる)場所は、写真にとっては大の苦手です。白熱電球の近く、物置、天袋、サンルーム、車の中も高温になります。常温20度位が最適です。
薬品
防虫剤、接着剤等から発生するガスが変色・退色の原因になります。箪笥の中を写真の保管場所にしないで下さい!
指紋
指紋は油性の汚れです。軽い汚れなのでメガネ用のクロスでも拭き取れますが、できるだけ写真には直接手で触れないようにしてください。また、指紋の油や汗が付着して変色とカビの原因になります。
→写真の松屋では、保護のためラミネート加工を施しています。ティッシュか柔らかい布でかるく拭き取っていただけば大丈夫です。
紫外線
プリントの画像の耐久性はたいへん向上しましたが、それでも紫外線は色抜けの最大の原因です。長時間、直射日光が直接当たる場所に置かないようにしてください。
超音波写真(赤ちゃんのエコー写真)の保存方法
綺麗に写っている赤ちゃんの超音波写真はいつまでも大切に保管しておきたいものです。でも、超音波写真は感熱紙なので時間が経てば次第に薄くなりそのうち消えてしまいます。そうなる前に「普通紙」でなく「印画紙」に写真屋さんで複写してもらいましょう。複写した写真は、アルバムの一番最初のページに綴じておくことをお薦めします。
最新の技術で傷んだお写真も修復、補修できます。
詳しくは下記までお問い合わせ下さい。
写真の松屋:TEL:0943-75-3577